土屋耕一回文集 軽い機敏な仔猫何匹いるか

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土屋耕一・著/和田誠・装丁
昭和56年第2版発行 誠文堂新光社 絶版

コピーライター土屋耕一氏による、究極の言葉遊びである回文をまとめた回文集。
1972年に私家版として千部出版されたのち、誠文堂新光社より改めて出版された。
シンプルでスタイリッシュな装丁は、和田誠氏によるもので、布貼りの贅沢なつくりになっています。

「私がけで怪我したわ」
「ママが私にしたわがまま」
「誤診千回いかんせん死後」
光景が目に浮かぶ。
「なかなかさ おこたで蛸を肴かな」
「里芋を三つも包み 重いとさ」
五七調だったりもして、読み物としてもとても楽しい。

新聞切り抜きが挟み込まれていた部分に変色あり。函に破れあり。帯の背に日焼けによる色あせあり。

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