エルサ・ベスコフ・作絵／菱木晃子・訳
2003年第2刷　福音館書店（品切れ、重版未定）


3匹の仔猫が生まれ、その仔猫たちを育ててくれる人を探すことから物語が展開していきます。ある日、お留守番を言いつけられたペッテルとロッタは、良いことをしようと思いつき、森へ出かけます。馬車で目的地と違うところへ連れていかれたり、水浴びをしている間に着ていた洋服が無くなったり、サーカスに出る羽目になったり、とハラハラドキドキな出来事に見舞われます。もちろん、誰にも悪意なんてありません。偶然が重なって結果、冒険をすることになるのです。
「ペレのあたらしいようふく」「リーサの庭の花まつり」他多くの美しい絵本を生み出したスウェーデンの作家エルサ・ベスコフ。こちらの絵本は「３人のおばさんシリーズ」全5冊の中の一冊。このシリーズは「ベッテルとロッタのクリスマス」以外はとても手に入りにくくなっています。
見開き右ページに絵が全面を使って描かれ、左に文章と影絵のイラストが配置されるという構成。物語を読み、絵は絵としてじっくり味わう。絵本というより、ストーリーのある画集のよう。

カバー裏にシミ。表紙裏にも若干のシミがあります。
ページ下部、前ページにわたってめくりじわアリ。天のシミやへこみなども、
写真にてご確認ください。

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