ロンドン橋がおちまする！

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ピータースピア・画／渡辺茂男・訳
1994年第6刷　富山房（絶版）

マザーグースの中でも、一番メジャーな誰でもが口ずさむことのできるあの詩とメロディーですが、その意味って皆さんきちんとご存知でしょうか？
紀元前43年には、最初の木の橋が作られたそうで、洪水、戦争などで何度も破壊されそのたびにかけなおされました。木→木と粘土→鉄→砂利と石→金と銀、と崩れるたびに材料を変えて架け替えられます。金泥棒が現れると、見張りを立てたり、番犬を雇ったり。
1831年までのこの橋の歴史を歌ったのが、この詩なのだそう。ただし史実に忠実だというわけでもないようですね。なにせ千年以上に渡って繰り広げられているのですから。
ピーター・スピアの絵は、勢いのあるタッチの線なのに細かい描写が魅力的です。

カバー欠、表紙、中に薄いシミがあります。（写真参照ください）他に傷や汚れなどほとんどありません。