2たす2は4じゃないー雑草教育のすすめ(羽仁進)

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羽仁進・著/和田誠・カバーイラスト
1975年第一刷 筑摩書房(絶版)

1968年ー74年、文芸誌等に掲載された評論、随筆8編が収められています。
【目次】
心が通じ合うということ
2たす2は4じゃない
雑学教育のすすめ
義務教育は週三日でいい
野生動物と子供たち
吃りと嘘の奇妙な関係
嘘の豊かな世界
甘えを見直す

前半の教育に関する部分の書かれた60年代後半から70年前半は、ちょうど私が小学生だった頃だ。そのころに、義務教育に対してこんな問題提起をしていた大人がいたのかと驚くとともに、約45年経った今、を思う。子供たちを取り巻く教育環境は、少しはましになっているのか、もっと窮屈になっているのではないか。「義務教育」によって「等質化」された当時の子どもたちが私たちの世代だ。「等質化」と真逆にある、一見はみ出しているように見える少数派、弱者の視点から教育を語る視線は、とてつもなく温かく柔らかい。
後半、様々な場面での「嘘」を、嘘が生まれる背景から、ついていい嘘と悪い嘘に分けて解説してくれる。「甘え」に関する章では、土居健郎氏の「甘えの構造」を元に、夫や親からのDVや体育会系の部活のしごきなどが発生する心理に「甘え」という心理が潜んでいることなどが述べられ、興味をそそられ一気に読んだ。
今更ながら「コミュニケーション」という言葉に内在する広くて深いものを感じずにはいられない。教育学、心理学に興味のある方に、読みやすい一冊です。

経年劣化による焼け、天シミ、カバーのイタミあり。中に大きな損傷はなく問題なく通読できます。

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