2021/10/05 16:14

さよたんていがまだ保育園生だった頃、さよママと私は、本に関するイベントで知り合いました。その後、ある時は主催者として、またある時は影の助っ人として、様々なイベントで姿を見かけるようになりました。どこにいても明るくて、とにかく目立つ人です()


2年前のある日「さよママからプレゼントを預かってきた」と共通の知り合いから手渡されたのが「こんにちは!さよふしぎたんていしゃです!」と銘打った一冊の冊子でした。「プレゼントとか言ってるけど、これって仕入れしてねってことやん!()」という経緯で、5冊仕入れることにしましたが、その時は、「コレ、ホンマに売れるん?」と半信半疑でした。ところがその後「面白い」と手に取り,買ってくださるお客様を目の当たりにすることになります。売り切れ、追加、売り切れ、追加、と何度も繰り返し、やがて、新聞、雑誌、TVに取り上げられることになり、さよママと発行元のサンリンシャのH氏が調子に乗って(失敬!)翌年にはPART2まで出してしまいます。その後の快進撃は皆さんご承知の通り、今回ついに、書籍化されました。


書籍発売イベントの企画話し合いの中で、風文庫での展示の希望を出してくれたのがさよママだったと、後日談で知りました。名だたる書店さんの中に混ぜていただき、本当に感謝しかないです。ありがとうございました。

「兵庫の三店舗で独自の企画を」とお声かけくださった、ワールドエンズガーデンさんと1003さんにもお世話になりました。ありがとうございました。楽しい期間でした。


 大人になることで失ってしまったことがなんと多いことかと、改めて思います。ある意味自己チューな大人たちの悩みに、相手の気持ちを想像してみたり、物事を俯瞰して見てみる余裕に気づかせてくれる回答。多かれ少なかれ、みんな子供の時には持っていた感性なのではないかと思うのです。

小学生のさよちゃんがママと始めた「たんていごっこ」という遊び。交換ノートのような個人的なやりとりから生まれたこの小さな一冊のおかげで、ちょっぴり潤いのある一日が過ごせている大人たちは数知れず。

わたしとしては、さよちゃんが思春期を迎え大人になって悩んだ時、話を聞いてあげることができたらいいな。

                                                                                                                                                                                                          (2011.10.5) 

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