2021/04/16 16:13

芦屋みつばち古書部員「KEROKERO ROOM」さんの本業は油絵の抽象画家さん。風文庫オープン時から丸二年間、棚スペースに本を並べてくださっています。そんな彼女が古着やハギレで生み出した「へもへもくん」たちが風文庫のミニギャラリースペースに飾られました。


もともと、捨てる前の洋服をリサイクルしていたところ、昨年の春以降おうち時間が増え、どんどん制作スピードが加速していったそう。「ぬいぐるみ」「お人形」というにはあまりにも生き生きしている彼ら、彼女らでした。内気な子、やんちゃな子、おもろいヤツ。乱暴そうに見えて実は気弱な雰囲気をかもし出していた子は、どの子より愛着がわいたし、読書が好きそうな子もいた。フルタさんが楽しみながら制作していることがほんわかと伝わってくる、そんな子たちでした。アートの世界で生きている彼女のPOPな魂が乗り移っていたのか?閉店後、電気を消して店の扉の鍵をかける「カチャッ」という音を聞くなり、おしゃべりをし、ダンスパーティーを始めていたのではないかと思います。


展示期間が終わっても、まだ少しの間お預りしています。急に誰もいなくなったらめっちゃさみしくなるもんな~。店内にちょこちょこ出没中です。

2021.4.14

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